ベッドサイズの選び方

ベッドには収納付きや跳ね上げベッド、フロアベッドなど様々ベッドタイプがありますが、ベッド選びの基本は自分にぴったりのサイズを見つけることからスタートする必要があります。毎日眠るベッドのサイズはどのサイズが適切でしょうか?一人用だからシングルベッド、二人で眠るからダブルベッドと決めつけていませんか?そもそもベッドのサイズにどのようなものがあるかご存知ですか?知識をしっかりと手に入れたうえで、自分にぴったりのベッドを見つけましょう!

ベッドサイズは決まっているからサイズ毎ではなくタイプ毎のベッド特徴を確認したい場合はこちらのおすすめベッドのページをご確認ください。
各ベッドタイプ毎に特徴とそれぞれタイプのおすすめベッドを掲載しています。

ベッドサイズの選び方イメージ

 

◆まずはわかりやすいマットレスサイズを確認しましょう。

ベッドの外寸はヘッドボードやフレームのデザイン等ででっぱりのある部分があるとサイズが変わってしまいます。そこまで考慮するとサイズの確認ができないため、 ここではベッドの上に置くマットレスのサイズで確認をしたいと思います。一般的にシングル、セミダブル、ダブルと言われている大きさの違いはマットレスを縦長で見たときの横幅を指します。サイズ毎の横幅は下記のようになっています。カッコ内の数字は2枚で構成されている場合です。

ベッドサイズ一覧

  • スモールセミシングル(セミシングルと記載の場合もあり):80cm
  • セミシングル:90cm
  • シングル:97~100cm(※注意!他店では90cmが混在している場合有り。)
  • セミダブル:120cm
  • ダブル:140cm
  • クイーン:160cm(80cm+80cm)
  • キング:180cm(90cm+90cm、80cm+100cm)

上記サイズはあくまでも目安となっています。メーカーによってはセミダブルが122cmであったりクイーンサイズが170cmということもあります。スモールセミシングルはセミシングルと表記されていることもありますので要注意です。サイズ間違いで返品にならないように購入前にスペックはしっかりと確認しましょう。

また上記サイズ以外にも各サイズの中間サイズとしてワイドシングル:110cm、ワイドダブル:150cmといったサイズもありますが種類が少なくあまり一般的なサイズではない為、今回は割愛します。一般的なサイズ以外のマットレスを購入するとのちのちベッドの買い替え時やリネン周りを購入するときに希望の商品が見つけられなかったり、価格が高かったりすることがあります。ベッド回りのリネン類選びなどで苦労したくない方は一般的なサイズの中から選ばれることをおすすめいたします。

マットレスサイズについて

各サイズ毎の特徴を説明いたします。

スモールセミシングル

このサイズのベッドフレームはかなりコンパクトなサイズの為、体が小さな女性やお子様向けのベッドとしてご利用いただけます。2枚を並べるとクイーンサイズの大きさになり(80cm+80cm=160cm)、夫婦の寝室用ベッドとしてもお使いいただけます。スモールセミシングルではなくセミシングル表記のこともありますのでご注意ください。

セミシングル

セミシングルサイズ(90cm)のベッドはシングルサイズと比較してサイズダウンすることでお得に購入できるように製造されたサイズです。一番需要のある大きさのシングル97cmと比べて左右それぞれの大きさの違いは3.5cmなのでそれほど気にならないかと思います。少しでも安く購入したい方におすすめです。リネン類はシングルサイズのものでよいでしょう。

シングル

一人用のベッドの代表的なサイズとして販売されているシングルベッド。日本人の多くの方がこのサイズのベッドであれば問題なくお休みいただけます。ただホテルのベッドなどのようにゆったり快適に眠りたいという場合はもう少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめ致します。ベッドシーツやパッドなどの種類も多く販売されているため、自分の好みに合ったベッドにカスタマイズしやすいのが特徴のサイズです。

セミダブル

シングルより20~23cm程大きく、ゆとりのあるサイズがセミダブルサイズです。ゆったりと眠りたいという方におすすめなのがこのサイズです。お部屋のスペースに余裕がある方はぜひこのサイズをご検討ください。ビジネスホテルなどはセミダブルサイズが採用されていることが多いです。シングルサイズと同様にリネン類も豊富に市販されています。

ダブル

ダブルベッドの大きさになると二人で寝ることができるサイズとなっております。ただ体の小さな方やお子様と寝る分にはいいかもしれませんが、成人二人が寝ると窮屈に感じられるかもしれません。毎日二人で寝る為のベッドサイズで考えているのであればクイーンサイズ以上のベッドがおすすめです。リゾートホテルなどではダブルサイズを一人用としているためゆったり寝ることができます。

クイーン

大人二人がゆったり眠れるサイズのベッドがクイーンサイズのベッドです。通販で売られているマットレスはクイーン以上のマットレスは分割されていることが多くなっております。理由としては日本の狭小住宅ではクイーンサイズでは搬入ができないことが多い為です。また大きすぎるマットレスは運送会社が配送しづらいといった問題もあります。マットレスが分割されていると聞くと抵抗があるかもしれませんが、分割されていることにより搬入が簡単に行えたり寝る時間が異なっていても 相手の動きが伝わりづらいなどメリットもあります。分割部分は厚めのパッドや当店で販売している1枚物のピロートップを敷けば気になることは少なくなります。数は少ないですが1枚物のマットレスも販売しております。

キング

ちょっと大きめの部屋でないと置きづらいのがキングサイズのベッド。小さなお部屋だとお部屋の大部分をベッドが埋め尽くしてしまうためです。180cmサイズとなりますが通販で売られているベッドだとマットレスの組み合わせが90+90の場合と100+80cmなどイレギュラーな場合があります。

連結ベッド

最近では2台のベッドを連結してキングサイズ以上のベッドにできる連結ベッドも人気が高くなっています。連結ベッドはマットレスだけでなくベッドフレームも分割できるのが特徴です。家族みんなで川の字寝たい!という方にはおすすめです。クイーンサイズやキングサイズと異なり将来ベッドを分割して使う事を検討されている方はベッドパッドなどは分割されたものを購入するのがおすすめです。


◆次にマットレスの縦幅を確認します。

マットレスの長さは基本的には下記の3タイプとなっております。

  • レギュラーサイズ:195cm
  • ロングサイズ:205cm
  • ショートサイズ:180cm

一般的に一番多く普及していて種類が豊富なのがレギュラーサイズ(レギュラー丈)となっております。長さは約195cm。多くの方はレギュラーサイズを選んでおけば間違いありません。一般的なサイズということでシーツやカバーなども種類が豊富で好みの寝室が作りやすいのが特徴です。レギュラーサイズでは足が出てしまうという方はロングサイズ(ロング丈)205cmをお試してください。ちょっと枕を下げてもベッドから足が出ることが無くなります。 逆に背が低い方やお子様におすすめなのが短い丈のショート丈サイズです。レギュラー丈と比較して15cmも長さが短くなるのでお部屋が狭いという方に特におすすめです。ショート丈にすると15cmのスペースが空き扉などがスムーズに開けられたり、家具を余分に置くことができるようになります。 ただしロングサイズ、ショートサイズともにベッドフレーム、リネン類の選択肢が少なくなるというデメリットもあります。

◆お部屋のレイアウトチェック

マットレスのサイズが決まったら実際にお部屋にベッドを置くとどのようになるか確認してみましょう! 下記にサンプルとして6畳のお部屋のイメージ画像があります。お部屋に入るための扉の開閉スペース。置かれる可能性の高いデスク。現状多くの家庭に設置されているクローゼットの開閉スペースを考慮しています。

設置しているベッドはシングルサイズです。

棚の有無でベッドの全長は変わりますが一般的な棚サイズは20cmほどあります。その為、頭側に20cm確保しています。ヘッドレスにするとお部屋は広く使えますが、枕元にサイドテーブルなど小物を置くスペースが必要になります。最近は半分くらいの厚みのスリムタイプの棚なども発売されています。

ベッドの左の壁側は10cmほど開けると掛け布団がずり落ちにくくなるため、開けておくのが理想です。

反対側は引き出し付きベッドの場合、引き出しの開閉スペースまた引き出しの前に人が座るためのスペースを確保する必要があります。もちろん立ったまま開けるなど状況により必要なスペースは変わります。収納スペースは確保したいけど開けるスペースを確保できない場合はガス圧式跳ね上げベッドをご検討ください。

どうでしたか?今回のコラムでベッドサイズの選び方は理解できましたか?

実際にベッドを設置するときは様々なシチュエーションを想像してください。また上記のサンプルではなかったテレビ台など他の家具を置くかもしれません。またお部屋の角に柱があるかもしれません。 ご自分のお部屋がどのようになっているか全体の大きさを確認したうえで、ベッドサイズをお選びください。

 

◆関連情報