すのこベッド:日本の気候から生まれた湿気に強いベッド

すのこベッドは、読んで字の如く、枠組みが「すのこ」のような形状をした「ベッド」です。普通のベッドとは違い通気性が良い作りになっているので、湿気がこもらず、カビが発生しにくいという特徴があります。また、折りたたみ式やロールタイプなど形もさまざまです。

すのこベッド一例

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すのこベッド例3

すのこベッドとは

すのこベッドは、「すのこ」のような形状をした、通気性に優れた「ベッド」です。海に囲まれて湿気の多い、日本の気候に適した構造であることは言うまでもないでしょう。日本は「湿気」とは、地理的に無縁でいられないのです。

日本の夏は熱さと湿気との戦いです。2020年夏の東京オリンピックに向け、政府も暑さ対策に本腰を入れています。しかし、真夏の東京。うだるような暑さには、世界のアスリートたちも、緊張や心の高揚とは別に、寝付けない夜を送るのではないでしょうか。

湿気がこもるのは夏だけではありません。日本の冬は地域によってかなり気候が違いますが、どの地域にも湿気はついて回ります。太平洋側は乾燥した晴天が続き、日本海側は湿った曇天になり、積雪も多くなります。太平洋側は乾燥しているものの、室内と屋外の温度差が大きく、また、加湿器などを利用することから、部屋によっては窓が結露するほどの湿度になることがあります。日本海側は言わずもがなです。

すのこベッドは、そんな日本の救世主的な存在です。湿気とは切っても切れない縁の日本列島。そんな環境から生まれたのが、すのこベッドなのです。すのこベッドは「すのこ」なので、基本的に木材で作られています。通気性に優れているため、マットレスや布団が吸収した湿気を排出しやすい構造になっています。

基本的なすのこ形状は、どのベッドも変わりはありません。しかし、脚が短く大きなすのこのようなすのこベッドから、普通のベッドのようなフレーム状のもの、また、収納に便利なロール式や折りたたみ式のすのこベッドも市販されています。特に通販ではさまざまなタイプのすのこベッドが販売されていて、安いものから高価な物まで、価格帯も幅が広くなっています。

すのこベッド:折りたたみタイプイメージ

 

すのこベッドの特徴

湿気対策は私たち日本人にとって永遠のテーマです。日本という環境で生まれたすのこベッド。どのような特徴があるのでしょうか?

・カビ対策になる
通気性が良く、湿気を逃がしやすい構造になっているすのこベッド。このような構造であるため、すのこベッドはカビに強いと言えます。よく言われることですが、人間は寝ている間に多量の汗をかきます。その量はコップにして約1杯。この汗はマットレスや布団を通過し、ベッドの下部に達しますが、すのこベッドは、この部分の風通しが良くできているのでカビが発生しにくいのです。

・夏、心地よい
通気性が良く、湿気を良く逃がす構造になっているすのこベッドは、夏の蒸し暑い時期に心地よいという特徴があります。普通のベッドの構造だと、湿気がこもりやすく、暑くて眠れないなど、不快感を覚える人が多くなります。通気性の良いすのこベッドなら、湿気が抜けやすいので、気持ちよく眠りにつくことができます。

・冬は若干寒い
夏に強いすのこベッドは、その通気性が影響して、冬は少し寒く感じることがあります。最近はホットカーペットや床暖房をお使いのご家庭も多いので、まったく問題ない場合も多いのですが、寒がりの方や手足が冷えやすい方は、少し工夫する必要があるかもしれません。しかし、対応方法はかんたんです。床とすのこベッドの間にラグマットやカーペットを敷いたり、マットレスを厚手のものに交換したりするだけでいいでしょう。

・少しだけメンテナンスが必要
すのこベッドは、カビ対策になるとお話ししたばかりですが、完全にカビが生えないという訳ではありません。カビはしつこいもの。すのこベッドにカビは発生しにくいのですが、少しだけお手入れしてあげる必要があります。マットレスはそのままにするのではなく、布団と同じように、定期的に陰干しするといいでしょう。

・布団でもマットレスでも
すのこベッドは、海に囲まれ、湿気の多い日本だからこそ生まれた寝具です。通気性に優れ、日本では通販サイトや量販店でも安く販売されているすのこベッドですが、世界的に見ても、これは日本だけの現象です。蒸し暑い日本の風土から生まれたすのこベッドは、布団を敷いても、マットレスを置いても使える、という柔軟性を持った商品が多くあります。ただ、布団を敷く場合に注意したいのはその厚さ。布団はなるべく分厚いものを敷いた方が、板の堅さを感じにくいのでおすすめです。マットレスを敷く場合は、特に厚みを気にする必要はないので好みやベッドの高さに合わせてお選びください。心地よい眠りを得るための参考にしてください。

・すのこベッドで湿気を回避
すのこベッドは、湿気の多い日本の気候にあった「ベッド」です。最近は通販でもリーズナブルな価格の良品をかんたんに手に入れることができます。デザイン性に優れたすのこベッドが販売されていますので、今のベッドの寝心地に不満のある方は、ぜひすのこベッドの導入をお考えください。

すのこベッド:通気性の良さのイメージ

 

すのこベッド:通気性抜群で湿気に強いベッドのメリットとデメリット

すのこベッドは、「すのこ」と同じ構造を取り入れたベッドです。折りたたみ式から従来のベッド同様のタイプまで、形状はさまざまですが、すべてのタイプに共通するメリットとして、湿気に強く、カビが生えにくいことが挙げられます。

◆通気性の良いすのこベッド

湿気の多い日本の気候が生み出したとも言えるすのこベッドは、「すのこ」と同じ構造を取り入れているため、風通しが良いことが特徴です。そのため、この特徴をよく理解することで、年間を通して快適にすのこベッドを使えるようになります。

すのこベッドならではのメリット

・湿気に強く、カビの発生をブロック
すのこベッドは、構造上、湿気がこもらず、カビの発生を抑制することができます。すのこ状の構造は、通気性能に優れるため、マットレス下の空気は、よどむことなく常に動いています。人は睡眠中に汗をかきますが、その汗もマットレスや布団を通じて湿気に変わります。すのこ構造で空気に動きがあることで、このような湿気を排除し、カビが生えにくい環境作りをします。

・日本の夏に強い
日本の夏は、とにかく高温多湿で寝苦しい。東南アジアなど、常夏の国から日本を訪れる方にとっても、日本の夏の熱さは厳しいと聞きます。すのこベッドは通気性能が良く、夏の湿気がベッド下部にこもることがありません。そのため、ジメジメと暑い熱帯夜でも、快適な眠りにつきやすくなります。

・リラックスできる
すのこベッドは、「すのこ」と同じく、通常は木材を使用して作られます。使用される木材はさまざまですが、金属等を使用するベッドとは違い、木の香が香り、癒やしやリラックス効果をもたらします。良質な木材であればあるほど、その風合いや香りが部屋の雰囲気を和ませてくれることでしょう。特にヒノキすのこの商品が人気となっております。

・部屋の掃除が簡単に
これはすのこベッドのタイプによっては当てはまりません。しかし、脚付きタイプのすのこベッドの場合は、ベッドの下に空間ができるため掃除機をかけやすく、さらにロボット掃除機も入りやすくなります。また、折りたたみタイプ等の「すのこベッド」の場合は、移動が簡単なので、やはり掃除をしやすくなります。

・折りたたみ式のすのこベッドなら省スペース
折りたたみタイプやロールタイプの「すのこベッド」の場合は、使わないときはしまっておくことができます。そのため、部屋のスペースを有効に活用することができます。また、折りたたみタイプの「すのこベッド」の中には、布団を干しやすいように設計されているものもあり、人気を集めています。

すのこベッド:布団が干せるすのこベッドイメージ

 

◆すのこベッドならではのデメリット

▽収納スペースとしては使用しにくい
すのこベッドの特徴は、その通気性にあります。ベッド下に空気の流れができることが、すのこベッド最大の魅力。その為、たとえ脚付きタイプで大きなスペースがあったとしても、そこにたくさんの物を置いてしまっては、通気性能を最大限に発揮することができなくなってしまいます。通気性能を損なわないよう、ベッド下には物を詰め込まないことがポイントです。

▽夏は快適、冬は…
すのこベッドは、夏は空気の通りが良くなるため快適になりますが、反対に冬は、部屋の状況によっては寒く感じるかもしれません。床からの冷気が通りやすくなることが、その大きな原因ですが、現在は床暖房やホットカーペットなどをお使いの方も多いと思います。また、ラグマットなどを床に敷くことで、冷たい空気をシャットアウトすることも可能です。

▽寝心地が固い
これは、主にすのこベッドの構造に由来するものだと考えられますが、すのこ構造により寝心地が固くなりがちです。薄手の布団を敷くと、多くの人が固さを感じるはずです。そのため、基本的にはマットレスの方がすのこベッドに適しています。布団を敷く場合は厚手のものがいいでしょう。

▽音
すのこベッドを初めて使用すると、そのきしみ音を耳障りに感じる方が多いようです。このきしみ音は、やはり木材を利用していることと、その形状によるところが大きいと考えられます。きしみ音を少なくしたい場合は、クッション性能の高いマットレスを使用するといいでしょう。布団はあまり弾力性がないので、体重が直接、ベッドの構造に伝わってしまい、音が出やすくなってしまいます。

▽すのこベッドでもカビは生える
通気性のいいすのこベッドでも、お手入れをしなければカビは発生します。マットレスや布団を定期的にベッドから外し、陰干しすることができれば理想的です。さらに除湿シートや除湿機を活用すること、またベッドの下を掃除することで、カビをシャットアウトすることができます。

すのこベッド:フロアタイプのすのこベッドイメージ

 

特徴を活かして使うすのこベッド:まとめ

すのこベッドは、その通気性が最大の特徴です。この通気性能を活かすことが、すのこベッドを使うための最も大切なポイントです。ベッドタイプ、商品によりすのこベッドといっても構造は変わってきます。どのすのこベッドが自分が求めるものなのかよく検討したうえでご注文していただければと思います。そして日本の酷暑に強く、木の香りが感じられるすのこベッドを、上手に生活に取り入れて快適なベッドライフを楽しみましょう!

 

おすすめすのこベッド

当店で人気が高いすのこベッドを購入の参考になるように紹介させていただきます。もちろんここで紹介仕切れないすのこベッドはたくさんあります。
すのこベッドのすべてから検討したいという方はメニュー、もしくは下部の関連情報の「すのこベッド」から検索してください。

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木目がおしゃれな北欧デザインベッド 【Lithos】リトス

すらっとした木脚に美しい木目が人気の脚付きマットレスベッド2台を並べて夫婦の寝室のベッドとしても使える商品です。すのこは天然木を使用したものでマットレスだけでなくお布団の利用も可能です。ナチュラル、ホワイト、ブラックの色違い【Jouir】ジュイールはこちら

 

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一般的に言うすのこベッドとはちょっと系統の違った商品ですが品質・人気が高いので紹介させていただきます。ガス圧式収納ベッドですのこ床板を採用した商品でお布団の利用も可能でしかもベッドで布団も干せる優れモノとなっております。日本製でしっかりしたものを探している方におすすめです。

 

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フレームだけでなくすのこもヒノキで作られた人気のすのこベッド。日本製で無塗装の部材のみを使っているから体に悪いホルムアルデヒドの放散も気にする必要は有りません。高さも好みに合わせて調整できるのでマットレスでも布団でも使いやすいベッドとなっております。