インテリアにおいてのベッドの印象・重要性について

近年の住宅は、デザイン性に優れたものが多く、家具にもインテリア性を求める傾向が高くなっています。ここでは、オシャレなベッド選びのポイントや、ベッドデザインのトレンドについて、インテリアにおけるベッドの側面からお届けします。

インテリアにおいてのベッドの印象・重要性について

 

そもそもインテリアとは?

インテリアの歴史はエジプト文明から始まっていますが、墓所の中に装飾品を飾ったり、権威の象徴になっていたり、家具と言うのはその時代の暮らしと文化そのものです。なので、何故このデザインなのか、何故この素材が使用されているのか、詳しく調べるとそこには必ず暮らしと文化に関わる深いストーリーが隠されています。インテリアは、英語のInterior=室内の・内部のという意味から生まれた和製英語です。日本語で言うと、室内装飾・お部屋を飾る物を意味します。
皆さんもインテリアと聞くと、カーテンやカーペットといった室内装飾アイテムを想像するのではないでしょうか。しかし、実際はそれ意外に限らず、家具、壁紙、床材、照明器具、ドア、設備機器など、様々なアイテムがインテリアには含まれます。最近は、家電やOA機器などの分野においても、機能性はもちろん、デザイン性も兼ね備えた室内装飾アイテムとしての役割を持った物が多く登場してきており、家電の分野においてもインテリア性を含めたアイテムを求める傾向が高まっています。

 

インテリアの重要性とは?

インテリアを選ぶと言う事は、自分達で暮らしやすい空間を作る事です。毎日を過ごす空間は、やはり、自分らしく心地良くありたいと思うものです。インテリアは、ただ単に部屋を美しく飾る目的だけでは無く、住む人にとって快適な空間を作り出す重要な存在でもあります。サイズや分量のバランス、作りがしっかりしていて使い勝手が良く安全、アイテムの色合いや材質、見た目に美しいデザインなど、インテリアの魅力やポイントは色々あります。インテリア一つ取っても、一人一人の個性を演出できたり、自分好みのテイストに空間を作っていく事ができたり、インテリアは空間作りを幅広く楽しむ事ができます。

 

インテリアとしてのベッドの魅力とは?

インテリアとしてのベッドの魅力とは?

◆ベッド下が収納スペースになる(ベッドタイプによる)

ベッド下のスペースは、収納スペースになるので有り難いポイントです。ベッド下を全面にフル活用すれば、たっぷりの大容量収納になりますよね。中が見えないボックスを使用した見せない収納ができるので、部屋をスッキリ広く使用する事ができます。また、就寝スペース、衣類、寝具、本等、色々な収納をこなせるという点もあります。特に、家が狭い日本の場合、ベッドだけで収納もこなせる収納ベッドは、省スペースで余った部屋の空間を活用する幅が増えるので人気があります。

◆インテリアになる優れたデザイン性

しっとりとした空気感が美しい部屋にも、シックで大人っぽいベッドは空間に溶け込んだ配置が可能です。例えば、華奢な作りのベッドであれば、インテリアの一部にもなり、空間作りを優しく担っています。最近は、空間を邪魔しない現代の住宅にマッチした、オシャレなデザインのベッドが多く登場しています。

◆ラグジュアリー感がある

ベッドの持つ魅力の一つに、上質な質感が挙げられます。例えば、ベッドにライティング機能があったり、ベッドの作りがレザー調であったり、ラグジュアリー感を感じるベッドもラインナップが豊富にあります。体を休めるだけで無く、心も満たしてくれるような特別感があります。

 

オシャレなベッド作りのトレンドとは?

◆ナチュラルテイスト

ナチュラルテイストベッド

ナチュラルの魅力は、何と言っても人工的な美しさではない自然な雰囲気の綺麗さです。ベッドデザインも、ナチュラルを好む方は多く、ネイチャー感を演出するのにピッタリなシンプルなベッドのデザイン性も人気があります。ベッドをナチュラルに魅せたいのであれば、やはりナチュラルの持ち味である、自然さを強調するのがお勧めです。ベッドグッズもナチュラル感を活かしたものにする事で、ネイチャー感のあるベッドに仕上げていく事ができます。また、ベッドカラーもナチュラル感を重視しつつ、明るすぎず重すぎない色合いでまとめるのが人気です。

◆モノトーンテイスト

モノトーンテイストベッド

モノトーンの魅力は、最近ライフスタイルとして注目されている、ミニマルなライフスタイルにもピッタリな所です。無駄を削ぎ落としたミニマルスタイルと、シックで洗練されたモノトーンは相性抜群です。モノトーンに合うモダンな雰囲気のベッドになっているので、そこも人気のポイントとなっています。ベッドをモノトーンに魅せたいのであれば、ベッドのアイテムカラーをホワイト、ブラック、グレーなど無彩色で統一する事で、洗練されたスタイリッシュ感を演出する事ができます。さらに、もうワンランクオシャレにしたい場合には、空間のレイアウトを工夫してベッドにメリハリを生むのがお勧めです。寝室のカーテンやラグマットなどのアイテムも、寝室にメリハリを生むポイントになります。

 

オシャレに決まるベッド選びのポイントとは?

おしゃれなベッドイメージ

◆ベッド編

・部屋の雰囲気にマッチしたデザイン
オシャレなベッド選びには、オシャレなベッド用品を取り扱っているお店を選定する事はもちろん大切です。しかし、購入する商品デザインにも注意が必要です。寝室の空間に合ったデザインのベッドを選ぶ事で、オシャレ感を高める事ができます。例えば、ナチュラルテイストと洋風なリッチ感のあるデザインが混ざると、全体的な統一感が損なわれるので、どちらかに寄せて工夫したり、系統を合わせて統一感を出したりした方が、オシャレ感を引き立てる事ができます。

・カラーチョイスで統一感に変化を出す
寝室をオシャレな空間にするには、カラーチョイスと寝具カラーをどう変えるかがポイントです。ベッドカバーデザインを替える際、クッションや枕カバーなどもカラー変更すると、また統一感が出るようになります。特に、同カラーにする必要はありませんが、ブルーとグレーなどのように近いカラー選択する事がオシャレに魅せるコツです。

・ベッドスローはクッションと合わせる
ベッドスローやベッドライナーを使用する際は、クッションや枕カバーとカラーを合わせると、洗練されたオシャレ感を演出でき雰囲気が高まります。他にも、アクセントとして小さい面積部分のカラーを近いカラーにすると統一感が出ます。ミニラグマットや大きめでサイズで無い家具カバーなどをアクセントにするのもお勧めです。

◆ベッドカバーの素材編

おしゃれなベッドカバーイメージ

・コットン
コットンは、普段、着用している服の生地に使用されている事が多く、湿気を吸いやすく触り心地はサラっとしています。価格も比較的お手頃で素材も丈夫なので、自宅で洗濯する事もでき、清潔に使用する事ができます。なので、家庭では一番受け入れられている素材になります。コットンは、冬場は暖かく使用できる性質があり、夏場は風通しのよい性質があるため、オールシーズン使用する事ができます。

・リネン
リネンは、湿気を吸いやすく汗を吸ってもベタつかずサラサラしています。なので、夏場にはお勧めの素材です。湿気が溜まりにくく風通しも良いので、就寝中にも熱がこもりにくくなっています。リネンには2タイプあり、素材の強さが高く少し硬めなラミーと、素材が柔らかめで湿気を吸いやすいリネンがあります。

・シルク
シルクは、肌触りが良く汗を吸収し風通しが良い素材です。夏は涼しく冬は暖かい特徴があり、オールシーズン使用する事ができます。シルクは、一度は寝てみたい布団カバーと言われる程、寝心地が良いと言われています。

・ポリエステル
ポリエステルは、柄や色などが豊富にラインナップされており、色々なデザインのものが沢山あります。家でも洗濯する事ができ、価格も比較的お手頃となっています。触ると冷感のある布団カバーは、大体ポリエステル素材から作られています。また、ポリエステルは洗濯しても、乾くのが速いカバーが多いのも特徴です。

・ガーゼ
ガーゼは、肌触りが優しく、肌がデリケートな新生児から女性に人気です。使用当初は少し硬さを感じますが、使用していく内に柔らかくなって肌に馴染むのが特徴です。家で洗濯できるので清潔感を保って使用し続ける事ができます。